世界をトリコにする
10分間のおもてなし♪
カービングパフォーマーのmeicaです!
ただいま21か国目のイタリア ナポリからお届けしています(*^^*)
☆*☆*☆*☆*
カービングを首長族の子供たちにプレゼント♥
前回お伝えした魅力いっぱいのタイ北部の町チェンマイ。
そこからフォトグラファー太一さんのタイ人でガイドさんのお友達が
車で連れ出してくださったのが
北部民族の方々が集まり暮らす村でした。
本当に山奥の村なのかな…?と思いきや
そこはチケットを買って入る観光地化された村。
何とも不思議な感覚でした。
民族の方々とお会いするならば
私たちも正装で!と浴衣を着ていきました。
チケットを買う時に『取材や商売ではありませんか?』と
聞かれてしまったよとお友達から言われて
また不思議な気持ちになりました。
恐る恐る村へ入っていくとそこは生活と仕事が一体化した空間。
おばぁちゃんがお土産物を軒先で作りながら、お嫁さんと談笑している。
その横にはお土産が並べられていて、何だか家を覗いてしまうようで
立ち止まることができませんでした。
すると、いいんだよというように手招きをしてくれて一緒に記念撮影。
とっても可愛いおばぁちゃんの笑顔に、少し複雑な気持ちではあるものの笑顔に。
あぁこれでいいんだ。
これがこの方たちの日常なんだ。と気づき少し後ろめたくなりました。
生活のため観光の為に、個々の村には沢山の民族の部落が集まり
ココはモン族、ココは首長族、ココは…と訪ねることがことが出来るんです。
お土産を作って売って、その他は自給自足。
鶏も飼っているし、畑もあるし、洗濯もしている。
子供たちは遊んでいるし、おじいちゃんは木陰でくつろいでいるように見える。
でもそれを見せることも仕事。
笑顔で記念撮影することも仕事。
うまく言えないけれど、日本では考えられないような日常に胸が苦しくなりました。
おこがましいけれど、チョットでも普通に
仕事ではない笑顔を引き出せたらな…
そう心から思いました。
フォトグラファーの太一さんは、
民族の方たちに話しかけて、カメラを向けて
撮った写真を見せてあげたり、
以前来た時に会った女の子に、その時撮った写真をまた
見せてあげて大きくなったねと笑ってる。
すごいな…言葉は通じなくても、
カメラで会話してる。
…だから、しました。
カービング。
私に出来ること、それはカービングで人を笑顔にすることだから!
カービングはタイの技術。
見たことある人もいるだろうし
喜んでくれないかもしれない。
怖くてやりたくない自分もいたけれど。
スイカを持って、笑顔で勝手に隣に座って彫りだすと…
子供たちは恐る恐るのぞき込んでくれました。
はじめはお菓子をかじりながら、興味はない風に瞳だけ。
そのうちに少しずつ体も向けてくれて
最後は隣で(*^^*)
嬉しいなぁ。笑顔だ♪
プレゼントすると小さな声でコップンカー(ありがとう)と言ってくれました。
ありがとう。私の方こそありがとう!
本当にそう思ってお礼を言って手を振りほかの部落へ。
進んでいくうちに少しずつ気持ちがほどけていった気がします。
自然に話しかけて、自然にカービングして。
自分と比べたり、日本と比べて苦しくなったり。
勝手な感情に申し訳なくなったり。
そんなことは必要がなくて、ただ出来ることで人を笑顔にする。
それでいいんじゃないかな。
そんなことをあやふやに思いながら子供たちと笑いました。
カービングというものが私の中にあってよかった。
言葉やモノではなく、世界中の人と対等に会話できるツールを持っていて本当に良かった。
ありがとう。カービング!
明日も君と旅をします(*^^*)
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